健康テスト_あなたはどうでしょうか?
糖尿病と肥満(メタボリックシンドローム)
皮下脂肪型は、皮の下に脂肪が蓄積するタイプで、内臓脂肪型は、腸の周りに脂肪が蓄積するタイプです。
メタボリックシンドローム(メタボ)という言葉がありますが、メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型の肥満で、高血圧・高血糖・脂質異常症の内いづれか1つを合わせ持った状態のことをいいます。
メタボリックシンドロームの判定で重要視されるのが、BMIの計算でわかる肥満度です。
(1)下記の計算式に、計算してみてください!
(*)あなたの1日の基礎代謝量
基礎代謝量とは、呼吸や体温調整など人間が生命を維持するために必要な最低限のエネルギーで、上向きで横になった状態で、肉体的、精神的に安静であり、睡眠することなく腕や脚などを動かさず、24時間で消費するエネルギー量のことです。
基礎代謝が高まると、運動しないときでも消費エネルギーが増えるので太りにくい体質となり、また逆に基礎代謝が低いと太りやすい体質となります。
エネルギー消費量は筋肉が最も多く、筋肉量の多い人が基礎代謝が大きいと言えます。そして一般的に年を老うごとに筋肉量は減少していくため、基礎代謝量も低くなっていくと考えられます。
この考え方に基づいて、性別、年代ごとに日本人の平均的な基礎代謝量を算出したデータ(基準体重と基準体重での基礎代謝量)が発表されています。
そして、その「基準体重」と基準体重での「基礎代謝量」から算出した「基礎代謝基準値」に各自の体重を乗することによって、1日の基礎代謝量を計算することができます。
基礎代謝量(kcal/日)= 基礎代謝基準値 × 体重(kg)
※基礎代謝基準値=基準体重での基礎代謝量(kcal/日)÷基準体重(kg)
(*)あなたの1日に必要な推定エネルギー量
いよいよあなたの1日に必要な推定エネルギー量を求めます。
1日に必要な推定エネルギー量は、4で求めた基礎代謝量に、2で選択した身体活動レベルの指数(たとえば年齢50歳で、「低い」の場合は1.5)を乗じて算出します。
必要推定エネルギー量(kcal/日)= 基礎代謝量 × 身体活動レベル指数
これをもとに、1日の摂取カロリーの目標設定をすることができます。
やはり標準体重に近づけることを目標とすべきだと思いますが、そのためには標準体重時の必要推定エネルギー量が摂取カロリー目標の一つの基準となります。この値を目標にすることによって徐々に無理なく標準体重に近づくことができます。
また、肥満ぎみの方は、運動などで筋肉をつけたり、身体活動レベルを高めたりすることにより、ここで算出した必要推定エネルギー量よりも実際の消費エネルギーを高め、より健康的に短期間に標準体重に近づくことができます。