初めまして プリンと申します。FXを知ってから10年以上、途中で辞めてみたり再度挑戦してみたりしてきました。ろくな勉強もせず、10分足を見て高安を切り上げている場面で切り上げ・切り下げラインを引きブレイクしたらエントリーみたいなトレードをしていました。
もちろん上位足での環境認識などしていませんでした。
私は40代後半(女性)で、体を痛め仕事がきつく、これ以上続けていたら本当に体が壊れてしまうと思っていました。年齢的なことを考えると、再就職は難しく自分の力で収入を得るにはやはりFXしかないと思ってから、再度勉強を始めました。
迷晴れ様の動画を知ってから、8か月くらいになりますが、中々エントリータイミングがつかめず、早いエントリーが多いです。短期足の値動きに振り回されていました。
なので4時間と1時間の波の押し目買い、戻り売りだけに絞り最後のタイミングだけ15分足で確認しエントリーすることにしました。
そんな中の負けトレード(2020年6月19日 EURUSD)です。
日足の上昇波のフィボナッチ38.2%付近まで戻しているところ。
- 天井圏の三尊天井 ラス戻り安値(※ラス押し安値)付近まで下落してきている。
- ラス戻り安値(※ラス押し安値)は1.12000のキリ番が重複している。
- 4時間足が少し実体で抜けているが、日足ではヒゲになっている。強いサポートだと判断。
三尊天井ができてるが、ラス押し安値+1.120にフォーカスできたのは良い判断。
ダブルボトムになっていて、安値を切り上げている。ネックラインをブレイク。
ラス押し安値+1.120のWボトムを確認後、15分足で高値Aからの売りを一度受けてから、押し目押し目買いを実行、第一利確目標が戻り高値Aなのも問題ない。
15分足ラス戻り高値も実体でブレイク。ブレイクした起点からフィボナッチをあて、50%付近で買いエントリーするが、あえなく損切り。
後から1時間足を確認したら、前日陰線のフィボナッチ61.8%~74.6%付近でした。完全に見落としです。敗因はここにあると思いました。
4時間足のあの見事な三尊天井は強い下落トレンドだと判断し、最後まで戻り売り目線でいるべきだったと反省しています。
1時間足のラス戻り高値を抜くまで待つべきでした。
そもそも私が1時間足で判断したダブルボトムは形が悪く、もともとダブルボトムではないのか、何かもっと違う見方が出来るのか迷晴れ様はどのようにこの状況を判断するのでしょうか。
何かアドバイスいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
迷晴れ様の動画を参考に相場観をだいぶ変えることができましたが、まだまだ短期足に落とし込むことがうまくできていないと思います。ですが、あともう少し、あともう少しでブレイクスルーするんだけど・・・・・って感じています。
その、あともう少しが短期足への落とし込みなんだと思っていますが、うまくいきません。練習あるのみですよね?
もっとFT4とデモトレードで練習していきます。いつも有益な動画配信ありがとうございます。本当に感謝しています。まだ仕事は続けながらですが、必ずFXを自分のスキルにしてみせます。
次は快進の勝ちトレードを投稿します。お忙しいところ読んでいただきありがとうございました。
トレード考察&アドバイス
ボクはこのとき、4時間上昇CHを引いていたので、1.120を割っても4時間CH安値まで下がってから買われる可能性もあるとみてました。
近くに有力なサポートがあるとき、「4時間CH安値を試してから…」とロングに票を投じる人が割れることがあります。
プリンさんは、このチャネルに気づいてないので、ラス押し安値+1.120をサポート候補としたのは適切です。
トレードは『セットアップ』と『トリガー』の連携で行い、トレード手法も、この2の組み合わせでつくられます。
セットアップとは、上位足チャートがトレードできる状況になること。
トリガーとは、セットアップ完成後、下位足がエントリーできる状況になること。
セットアップ完成後、トレードできる状況になっても、エントリーを見送ることは多々ありますが、今回はそのケースに当てはまります。
トリガーを『トレード手法』と勘違する人がいますが、それは一部でしかありません。
スイングのように損切り幅を大きくとるなら、セットアップがそのままトリガーになるケースもありますが、
デイトレードは数十ピプスの値幅を、その半分以下の損切り幅で達成するスタイルなので、損小利大を実現するには、セットアップとトリガーの二段階認証でポイントを絞りこむ必要があります。
プリンさんのトレードの問題点は、セットアップではなくトリガー、ご本人もお気づきですがエントリー・タイミングにあります。
セットアップもトリガーも、本質は同じで『注文の偏り』を見ます。
つまり、マクロでみても、ミクロでみても、注文にバイアスが発生したときにトレードを実行します。
5月安値からの上昇波が調整局面に入って4時間CH安値+上昇する日足sma21に近づいています。
ロング一発で押し目にはならないかもしれませんがロングを検討できます。
つまり、上位足が買い注文>売り注文の状況になります。
下降波の下げ止まりの事実として1.120にWボトムを目視。これにより、それまでのショート組の利確+逆張りロングで買いに注文が偏りやすくなります。
Wボトムから前回高値の売りを受けてから押し目買い。
押し目買いとは、下げ止まる+買われ始める(買い注文に偏る)ポイントでロングする手法です。
白ブロックの1.120Wボトムからネックラインを上抜き、前回高値で売られた後、次のようなプライス・アクションをもたらします。
- 白ブロックWボトム内のショート組は、戻ってきてヤレヤレと買い戻す。
- 戻り高値1.125のショート組は、Wボトムからの押し目買いを恐れ逃げ始める。
- それ以前のショート組も、Wボトムからの押し目買いを恐れ利確する。
つまり、これ以上売りポジションを持ち続けるのはリスキーと判断する人が現れます。
そこで見極めなければならないのは『下げ止まり』です。
これをトリガーにします。
今回のケースなら、『15分はらみ足』を使います。
このはらみ足のなかで、5分足や1分足がWボトム(下げ止まりサイン)をつくるからです。
キリサゲL抜けをトリガーとしても構いませんが、今回のケースだと急角度過ぎます。
15分はらみ足高値を、15分陽線終値が抜けて確定したら、これを『下げ止まり』トリガー発動で次の15分足でロング。
プリンさんは、フィボナッチ50%という目安でロングしましたが、これだと丁半博打です。
トリガーとなる事実は値動きでしか観測できません。
※テクニカル指標をトリガーとする人もいる。
プリンさんは『事実』を見てないだけなので、そこを改善すれば劇的に勝率が上がるはずです。
百里を行く者は九十を半ばとす。
科学的にセットアップを待てたのに、エントリーとなると非科学的になってしまう。
最後まで科学者でありましょう!
ちなみに、相場はフラクタル構造なので、注文の偏りに出現するプライスアクションはどの時間軸でも似たようなものです。
白ブロック内の値動きと、15分足はらみ内の値動きは、フラクタルになってます。
まとめ
4時間足のあの見事な三尊天井は強い下落トレンドだと判断し、最後まで戻り売り目線でいるべきだったと反省しています。1時間足のラス戻り高値を抜くまで待つべきでした。そもそも私が1時間足で判断したダブルボトムは形が悪く、もともとダブルボトムではないのか、何かもっと違う見方が出来るのか迷晴れ様はどのようにこの状況を判断するのでしょうか。
トレードの失敗から、自己否定モードですが、見立ては間違ってませんし、Wボトムのカタチも別に悪くないです。
ダウ反転を待つか、Wボトムネック抜けで入るかはチャートのカタチによります。
このケースだと、1時間ラス戻り高値を上抜くのを待っていたら、かなり上昇してしまうことになります。
大切なのはセットアップ、つまり上位足で背景を整理して、トレードできる状況を待てることにあります。
勝敗は運命で、神のみ知る未来なので、トレーダーは相場の原理・原則に沿って行動するしかありません。
それはできているので、もっと自信をもってください。
正しく負けたトレードは反省の必要ありません。
正しく負けたトレードで自分を責めたら、正しいことまで疑ってしまい、正しいことが実行できなくなります。
科学的に正しいと思うことをして、非科学的で筋の通らないことはやらない。
この線引きを自分のなかでできるようになることが確固たる自信につながります。
自信がつけば、正しいことをして負けても、正しいことがやれたと、誇りが強化されるだけです。
プリンさんが、今回のアドバイスでブレイクスルーできることを願ってます。